どうも、酔兵衛です。
恒例となった(2回目)週末NBAのコーナー。
今週はアメリカの感謝祭(Thanksgivingday)の関係で明日は試合がありません。
今日は日本が祝日(勤労感謝の日)でしたし、注目カードをやっていましたので
前倒しでお送りいたします。
さて、今週はウォリアーズVSサンダー@チェサピーク・エナジー・アリーナです!
先週末セルティックスに東西1位対決で敗れたものの、依然好調のウォリアーズと
今シーズン大型補強をしながらも、ここまで7勝9敗といまいちなサンダー
ウォリアーズにとっては、先週末のセルティックス戦に引き続き強敵とのゲーム。
サンダーにとっては、浮上のきっかけとなれるか、非常に大事な一戦となりました。
スターティングラインナップは以下の通り。
ウォリアーズは、カリー・トンプソン・デュラント・グリーン・パチュリア
対するサンダーはウェストブルック・ポールジョージ・カーメロ・ロバーソン・アダムス
両チームともいつも通りの5人で試合が始まります。
前半戦 声援を味方に、主導権を握ったのはホームチーム
立ち上がり、お互いにボールが落ち着きません。
ウェストブルックを起点に攻めるサンダー、5アウトでガンガン3Pを打つウォリアーズ
開始5分で8−8と静かな幕開け、ここで最初のタイムアウトを挟みます。
タイムアウト明け、両チームのスコアラーが点を取り合います。
デュラントとカーメロが連続ポイント、会場を沸かせます。
しかしあくまでもサンダーの起点はウェストブルック。スピードがえげつないです。
※シュートタッチが悪ければいいんですが、ドライブはこれ止めれるやついないですね・・
またサンダーはアダムスのリバウンドが凄く効いていました。
ウォリアーズは基本スモールラインナップですからね。
7フッターのリバウンダーにはいつも苦労しますが、今日も例外ではありませんでした。
第1Qは26−33、サンダーが7ポイントリードで2Qに入ります。
2Qに入ると両チームともベンチメンバーが登場します。
ウェストブルック・カリーの両ポイントガードがOUT、フェルトン・リビングストンがそれぞれIN。
ウェストブルックがいないこの時間、サンダーのBIG3の威力を目の当たりにします。
昨シーズンのMVPがベンチにいる間、ポール・ジョージとカーメロがオフェンスを牽引します。
これは脅威ですね、、点差が詰まるどころかどんどん離れていきます。
ウォリアーズもリビングストンやウェストといったセカンドユニットで対抗します。
※セカンドユニットといっても、他チームならスタメンを張れる選手ばかりですが。
しかし、ウェストブルックが戻ると更に差は広がり、一時13点差に。
たまらずウォリアーズはカリーとデュラントをコートに戻します。
それでも、カリーがマッチアップしても、ウェストブルックは止まりません。
とにかくドライブの鋭さ、一歩目のエグさが半端ないです。
先週スパーズに敗戦した際にはてんでダメだったアウトサイドも確実に決めてきます。
そしてサンダー、アダムスとロバーソンの献身的なプレーが光ります。
ハーフコートオフェンスは8〜9割方BIG3の誰かがフィニッシャーなんですが、
速攻時には必ずロバーソンが3線を走っていますし
ディフェンスやリバウンドも試合を通してハードワークを続けていました。
ウォリアーズはデュラントの個人技でなんとか繋ぎますが
次第に差を広げられ、前半終わってなんと48-65。
サンダーがリードを17点に広げハーフタイムに入ります。
サンダーは前半でウェストブルックが20点、BIG3トータルでは50点を挙げます。
後半戦 3Qの攻防が試合を決定づける
さて、今シーズン3Qのラッシュで点差を開けるパターンが多いウォリアーズ。
追い上げに期待がかかります。
始まってすぐ、トンプソンが3Pを狙いますが入りません。
トンプソンは昨シーズンの終盤から思っていましたが、オフェンス良くないですね。
デュラントが加入した弊害なのかもしれませんが、以前のような怖さがなくなりました。
パスアウトからの3Pはアテンプトの数からして減っていますが、成功率もダウン。
中に切り込んでもファウルをもらえず、ミドルレンジも決めきれない場面が目立ちます。
※ディフェンスに定評もあり、爆発力は健在なので悪くはないんですけどね。
個人的にウォリアーズでも最も好きな選手なので、ハードルあげちゃってるのかな・・
さて、対するサンダーもオフェンスが低調で、残り10分のところで早めのタイムアウトをとります。
結果的にこのタイムアウトが効きました。
タイムアウト明け、ウェストブルックが2連続スティール。
カリーからバスカンを奪い3Pプレイ。差を遂に20点に広げます。
逆にウォリアーズはデュラント・カリーと連続ターンオーバーで、追い込まれます。
この時点でウォリアーズはチームターンオーバー数12。確実に多いです。
このターンオーバー、ウォリアーズのミスもありましたが、サンダーのディフェンスもよかった。
ドライブやポストアップからのペイントエリア内へのアタックに対し、
しっかりケアをしつつも、そこからのパスアウトの出所をしっかりと読み
スティールを狙ったり、ボールを奪えなくてもノーマークでは3Pを打たせない。
そんなディフェンスが試合を通して出来ていました。
ウォリアーズは攻め手を作れず、差は広がるばかり。
それでも得意の3Pを決めますが、リバウンドも取れず単発に。
追い上げの3Q、まさかの今シーズン最大ビハインドとなる26点差を付けられます。
結果71-94とし、23点差で第4Qを迎えます。
既に勝負はほぼ決まったと言って良い点差ですが、サンダーは手を緩めません。
イグダラがスーパーダンクで士気を高めますが、直後にターンオーバー。
対してサンダーはフェルトンが連続フィールドゴールを決め、点差を20点に保ちます。
ウォリアーズは所々で追い上げの兆しを見せますが、要所でターンオーバーを喫し
自ら追い上げムードに水を差す展開に。
そして、4分が経過した頃、ウォリアーズベンチが動きます。
ここでまさかのセカンドユニット投入!試合を諦めます。
その後サンダーは残り2分弱のところまでスタメンが出続け
結果91−108でサンダーが勝利しました。
ウェストブルックは33得点、10リバウンド、9アシストとトリプルダブル級の活躍。
カーメロ22得点、ポール・ジョージ20得点と、BIG3は合計で76得点と大爆発でした。
総括 今後のシーズンに弾みを付ける勝利
さて、サンダーはこれまでの鬱憤を晴らすかのような勝利でした。
昨シーズンの覇者相手にこれだけやれるのだ、とファンの方含め自信になったことでしょう。
その原動力となったのは、オフェンス面ではBIG3であることは間違いないですが
組織的なチームディフェンスを試合を通して行えるようになったことが一番でしょう。
カーメロとポール・ジョージの2人は冷静で良いプレイをしますね。
ディフェンスも手を抜かないので、非常に厄介だなと感じました。
出遅れていた分を、これからチームとして取り戻してくるでしょう、
対するウォリアーズ、セルティックス戦に続き、大事な試合を連続して落としました。
今シーズンは前半を流し、3Qで一気にラッシュをかけるやり方を好んでいるようでしたが
明らかに戦い方を改善せざるをえないでしょう、
強豪チームには通用しない、とはっきり言って良いと思います。
また3Pを封じられた時のオプションが昨シーズンまでと比べて少ないと感じます。
具体的にはペイントに切り込んでから、ファウルを狙ったプレイがカリー以外出来ていない点。
また、速攻を止められた時のアーリーオフェンスのバリエーションが少ない点。
すぐハーフコートオフェンスにシフトしてしまいすぎやしないかと感じます。
もちろん、昨シーズンの優勝メンバーほぼそのままですし
能力も実績もあるメンバーが揃っていますので、今後しっかり修正してくるでしょう。
さて、今週はこの辺で。また来週お会いしましょう。
2017.11.2
酔兵衛
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