コラムと呼べるような代物ではないですが、久しぶりにスポーツコラム的なのを書いてみます。
本当はNBAにも触れたいんですけどね、、祝・ウォリアーズ連覇!!ってもう一月近く前なんですね。
まあそれはおいおい書くとして(多分書かない)、今回はサッカーW杯です。
昨日2018/6/28、日本はポーランドに0-1で敗れましたが、フェアプレーポイント差でセネガルを上回り、グループHを2位で通過しました!!!
いやー、めでたいっすね。2大会ぶり3回目のベスト16進出です。
ポーランド戦の終盤の試合運びは賛否両論あるでしょうが、その辺りにも触れつつグループリーグを振り返ってみます。
まずはグループリーグ全体を振り返る
まずは日本以外も含めて、グループリーグ全体をざっくり振り返ってみます。
全体的には強豪国の苦戦が目立ったグループリーグなのかなと思います。初戦で格下相手に引き分けに終わったブラジルとアルゼンチン。まさかの敗戦を喫したドイツとコロンビア。どの国を見てもグループリーグ突破はもちろん、全勝で1位通過も有力視されていただけに驚きでした。まあ、道中苦しんだものの、結果としてドイツ以外はグループリーグ突破ということで、結果としては比較的順当な勝ち上がりだったのではないかなと思います。
ドイツのグループリーグ敗退を振り返る
さて、ベスト16の勝ち上がりは比較的順当と言いましたが、我らが日本を除き、唯一にして最大のサプライズはドイツの敗退だったのではないでしょうか。
今回のグループリーグの中で死の組と呼ばれたグループF、下馬評ではFIFAランク1位のドイツは確実、残る1席をスウェーデンとメキシコで争うという予想でした。
ところが蓋を開けてみれば、ドイツは初戦のメキシコ戦に敗退、続くスウェーデン戦にはロスタイムのFK弾で辛くも勝利しますが、最終戦で韓国に歴史的敗北を喫するなど、1勝2敗の勝点3、まさかのグループリーグ最下位という結果でした。
ドイツの敗退はこれから分析がなされるのでしょうが、見た限りでは世代交代に失敗した印象が強かったです。メキシコにしろ韓国にしろ、しっかりドイツ対策をしてきていましたが、それを打ち破るだけの決定力、アイディアが不足していたように思います。クローゼはやはり偉大でしたし、前回・前々回のミュラーのようなポイントゲッターも現れませんでした。と思えば以前のラームや、今回代表落ちしたサネのような突破力のある選手もいませんでした。サイドから中央に放り込むだけの単調な攻撃ではいかにドイツといえど苦しかったということでしょう。
2022年までの契約を延長したレーヴ監督ですが、進退を問われることになりそうです。長期政権って難しいんですね。まさに盛者必衰です。
ドイツの拙攻はありましたが、対戦国のドイツ対策は見事でした。メキシコは粘り強い守備から鋭いカウンター、韓国も攻撃はソンフンミンだのみではありましたが、全員が守備の意識を強く持ち、歴史に残る1勝を手にしました。
番狂わせトップ3を振り返る
さて、グループリーグ全48試合のうち、これぞジャイアントキリング!という試合を3つセレクトしました。
第3位「アイスランド1-1アルゼンチン」
第3位はグループリーグの初戦、アイスランドとアルゼンチンが引き分けた試合です。引き分けなので正確にはジャイアントキリングではないかもしれませんが、人口30万人強のアイスランドが、サッカー大国アルゼンチンに引き分けたのは、まさに歴史的引き分けだったと言えるでしょう。
この試合、アイスランドでの視聴率は驚異の99.6%を記録したとか。「残る0.4%はピッチにいたんだよ」と発言したのは同点ゴールを決めたFWフィンボガソン。まじかっけえっす。
第2位「日本1-1コロンビア」
第2位は我らが日本の初戦。四年前に惨敗した相手に見事リベンジを果たしました。
前半開始早々のサンチェスのハンドによる退場とPK、10人になったことで中盤のバランスを気にするあまり、サイドを支配していたクアドラードを下げざるをえなかったこと、日本には勝たないといけないと思うあまり、コンディション不良のハメス・ロドリゲスを投入せざるをえなかったこと、コロンビアの作戦がことごとく裏目に出たことによる、奇跡の勝利でした。
とはいえしっかり勝ちきったのは見事。大迫半端ないって!
第1位「ドイツ0-2韓国」
FIFAランク1位のドイツ相手に一歩も引けを取らないメンタリティ、90分ドイツの攻撃をシャットアウトしたDF陣、ワンチャンスをものにした決定力。今後何年経っても、韓国サッカー界に語り継がれるであろう伝説の1戦となりました。同じアジア人として、他国をこれほど誇らしいと思ったことはありません。素晴らしいの一言です。
続いて日本のグループリーグ(グループH)を振り返る
さて、我らが日本です。
第1,2戦
初戦、コロンビア相手に奇跡の勝利を飾った日本。第2戦はアフリカの強豪セネガル相手に引き分けという結果でした。
初戦でポーランド相手にほぼ完璧な試合運びをしたセネガルでしたが、思ったほどの怖さは感じなかったですよね。勝てた可能性も十分あった試合だと思います。と言いつつ2度リードを許しながらもしっかり追いついたということで、評価できる引き分けだったと思います。
川島、それはないってと揶揄されたGK川島のセービングは確かにかなりしょっぱかったです。あの土下座パンチングもそうですが、コロンビア戦でも前に出るべき!というタイミングで出れていなかったり、守備範囲の狭さの方が個人的には気になりました。中村使え!ってずっと思ってましたよ、ええ。
良かった点としては、乾はいうまでもなく素晴らしかったし、半端ない大迫は当然。途中出場で結果を出したケイスケホンダももちろんさすがだったけれど、個人的には柴崎を3試合合計のMOMにあげたい。運動量や視野の広さ、パスの正確性とどれをとっても日本に欠かせない存在だった。パススピードが速いのもいいよね。彼の楔のパスを大迫がうまく処理して展開、なんてシーンを何度見たことか。リーガで通用してるだけのことはあるなあ、と感心しっ放しでした。
第3戦
さて、グループリーグ最終戦となるポーランド戦。日本は引き分け以上でグループリーグ突破、対するポーランドは2連敗でグループリーグ敗退が決定と日本有利な状況でした。そんな中日本は第1,2戦からスタメンを6人入れ替え、結果0-1でポーランドに敗北しました。同時刻に行われたコロンビア1-0セネガルの結果により、セネガルとは勝点、得失点差、総得点、当該チーム同士の勝敗でも決着がつかず、史上初めて、フェアプレーポイントの差でグループ2位の座を掴むこととなりました。
終盤、負けているにもかかわらず攻め気を見せず、パス回しに終始した日本の姿勢は、今現在大きな反響を呼んでいます。
皆さんは、どう思いましたか?
個人的には、特に批判的な感情は無かったです。
あくまでグループリーグは突破するためにあること。かつただ突破するだけではなく、決勝トーナメントを見据えメンバーを入れ替えていることを加味して、ああいう選択をしたのですから。結果が伴った以上評価するべきではないかなと思います。
あの場面のパス回しという消極的な?作戦も、セネガルが同点に追いついた瞬間に破綻するわけですからね。リスク有り有りだったわけですよ。そんなことになったらそれこそ死ぬほど批判されること間違いないなんてことくらい、監督も選手も分かっていたわけで。
それでも、攻めに行った結果カウンターを喰らい致命的な2点目を取られるリスクよりは低いと判断したわけですよね。レヴァンドフスキもカウンターの時だけやる気見せてたし。
残念なのは、ベンチがそう判断せざるをえないほど、昨日後半の日本からは得点の匂いがしなかったこと。これはもうしょうがないです。日本はまだそういうレベルなんだって、受け入れるしかないと思います。
それでも、結果ベスト16に進出できたわけですから。こっからはもうガチンコで勝ちに行くしかないわけですね。優勝候補と呼び声高い本気のベルギーとやれるわけですから、サポーターが昨日感じたフラストレーションを吹き飛ばすくらい、思い切った試合をしてもらいたいものです!
選手もコメントしていましたが、ここまでは歴史があります。過去2回ベスト16に進んだ日本は、いずれも決勝トーナメント1回戦で敗れています。過去2回はグループリーグを死に物狂いで突破していましたが、今回は一部メンバーは休息を挟んでいます。歴史を作れ、日本!
決勝トーナメントの展望
決勝トーナメントの組み合わせは以下の通りです。
日本VSベルギーは、7/2 27:00〜。絶対眠いし次の日の仕事が、、、いや知ったこっちゃねえ!!ということで、必ず起きて応援したいと思います!
ちなみに優勝予想はかなり難しいですね。。。左側の山がだいぶ鬼ですな。
優勝予想はなんだかんだ修正してチーム状態も上向いてきたブラジルにしておきます。意外と保守派なんです、私。
日本史上初のベスト8で、本気のブラジルとやるところを見てみたいもんです!そのためにもベルギーに勝ってほしい・・・!!
ということで、また大会終了後にお会いしましょう。
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